こちらから質問してみる話!
あべ塾では生徒たちにはあらかじめ学習するべき内容やテキストの範囲を伝えています。それをもとに学習してもらい、単元ごとやページごとにチェックをするために持ってきてもらいます。そのときによくあるお話です。
A君は数学で球の体積と表面積のページを勉強してもってきました。
解けなかった問題は解説を見てオレンジペンできちんと直しています。(オレンジペンで直す理由は以前に紹介しました。)
そんなA君に
塾長「どう?こことこの問題間違えたみたいだけど理解できた?」
A君「はい!大丈夫です。」
塾長「次に同じような問題でたら解けるかな?」
A君「多分大丈夫です!」
塾長「そうか。じゃあ球の表面積ってどうやって求めるんだっけ?公式言ってごらん。」
A君「わかりません!」
塾長「じゃあ球の体積はどうやって求めるんだっけ?」
A君「覚えてません。」
塾長「じゃあ次に出たときどうやって解くの?」
A君「・・・・・・・・」
塾長「今やってきた内容を質問されて今答えられなかったら明日も1週間後もましてや入試では絶対に解けないよ!」
塾長「今すぐ確認して覚えなおしておいで!」
A君の数学が特別なわけではなく、こんなやり取りがどの教科でも、どの生徒でも毎日何度も何度も塾では繰り広げられます。生徒たちは教えてもらう(映像教材や講師による個別指導)とわかったつもりにはなります。しかしわかったこととできることは全くの別物です。
1つでも多くの知識や技能を確実に自分のものにしていき、わかったつもりで終わっている勉強をできる・解けるに変えていけるようにこれからもできる限りいっぱい ”質問してあげよう” と思った話でした。
ぜひご家庭でも勉強した気になっている子どもさんに
「今日はどんなことがわかったの?できるようになったの?」と質問してあげてください。
きっと中学生は 「ウザっ!」 となると思いますが、そこは親も負けずにめげずにがんばりましょうね!
最後に。がんばった過程はいっぱいほめてあげてくださいね。
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